
茶色の革靴を黒にしたら、どんな感じになるんだろう? 今回は、マロン色のアヴィニョンを黒へ染め替えたときのお話です。染めた直後は「いい感じ!」と思ったのですが、履き続けると少しずつ元の茶色が顔を出してきました。
うまくいったところも、思ったようにいかなかったところも、まとめて残しておこうと思います。私の靴で試した記録なので、これから染め替えを考えている方は、ひとつの体験談として読んでくださいね。元に戻せないこともあるので、使う製品の説明と革との相性は先に確認しておきたいところです。
染め替えのきっかけ:アッパーの色抜け
きっかけは、右足のアッパーにできた白い斑点。漂白剤のようなものが付いたのかな……と思ったのですが、原因は分からずじまいでした。クリームなどで目立たなくしようとしても納得できず、それなら思い切って黒くしてみよう! となったわけです。





使用したもの
- ローパススピラン(黒)
- 水彩用の平筆

染料を塗るのには、この平筆を使いました。細かいところは塗りやすかったのですが、広い面を塗るには少し小さかったですね。もう少し幅のある刷毛も用意しておけばよかったな、というのが正直な感想です。
実際に行った作業と、省いた工程
- 元の色を脱色せず、黒の染料を上から塗りました。
- 染色後は1日置き、その後にプレメンテに近い手入れをしました。
- 色止め用のコーティング剤は使いませんでした。
当時の記録には、何回塗り重ねたか、どれくらい染料を使ったかまでは残っていませんでした。なので、このまま真似すれば完成! という手順ではありません。その点はご了承ください。
半年後:擦れやすい部分から茶色が見えてきた

最初はきれいな黒になったと思っていたのですが、履いているうちに、履き口や靴紐の周りなどから茶色が見えるようになってきました。擦れやすいところほど、元の色が出てきた感じです。
以前ドクターマーチンを染め替えたときは、同じような変化を感じなかったんですよね。革の状態が違うのかな? とは思いましたが、原因を確かめられたわけではありません。靴が違うと結果も変わるんだな、と感じた出来事でした。
色止めを使わなかった理由

実は、当時の製品表示にはレザーフィックスやレザーコートで仕上げる案内がありました。でも、革の質感や艶が変わってしまうのでは? と気になって、私は色止めを省いてしまったんです。
黒くしたいけれど、今の革の雰囲気も残したい。ここ、悩ましいですよね。色止めを使えば必ず防げたとは言い切れませんが、今なら仕上げ剤との相性まで調べてから考えたいところです。質感を大切にしたい靴なら、お店に相談してみるのもよさそうですね。
今回の作業で分かったこと
- 染めた直後の見た目だけでは、長期的な仕上がりは判断できません。
- 製品表示で案内されている工程を省くときは、その影響を考える必要があります。
- 色だけでなく、革の質感をどう残すかも先に決めたいポイントです。
まとめ
染めた直後の満足感と、半年後に茶色が見えてきた結果。どちらも含めて、今回の染め替え体験でした。これから挑戦する方は、色だけでなく「革の雰囲気をどう残したいか」も考えてみてくださいね。
これから染め替えを考えている方に向けて、染め替える前に確認したい5つのこともまとめました。道具をそろえる前に、よかったらこちらもどうぞ!
